前回の記事の続き
前回は、「Lion」のインストールファイルをダウンロードしました。
今回はその「Lion」インストールファイルを使って、「EL capitan」上に「Lion」を起動させてみたいと思います。
仮想化ソフトは「Parallels Desktop 11」を使います。
最初に「OS X Lion インストール.app」を[アプリケーション]フォルダに移動させる
前回ダウンロードしたLionインストールファイルを古いmacからメインマシン側へ移動させます。今回はUSBメモリーで移動させました。
USBメモリーをメインマシンに差し込んだら、Lionインストールファイルを[アプリケーション]フォルダに移動させます。
「OS X Lion インストール.app」を[アプリケーション]フォルダに移動させます。
[コマンドキー]を押したままドラッグして移動させます。
*1 注意⇒コピペ移動ではなく、コマンドキーを押しながらドラッグして移動させる
「Parallels Desktop 11」を起動させます
「Parallels Desktop 11」をまだダウンンロードしていない方は、こちらからダウンロードできます。
公式サイト
Parallels Desktop
「Parallels Desktop 11」無料体験版は14日間使えます。製品版は8,500円です。
「Parallels Desktop 11」のインストールが完了したら、ファイル→「新規」をクリックします。
中央にある[DVD/イメージファイルから Windows/その他 OS をインストール]を選択して右下の[続行]をクリックします。
[手動で探す]をクリックします。
[手動で探す]をクリック。
自動でも「OS X Lion インストール.app」が検出されますが、今回は手動で探しました。
中央にある[イメージファイル]を選択します。
さらにその下にある[ファイルを選択する]をクリックします。
「OS X Lion インストール.app」を選択します。
先ほどのUSBメモリーから[アプリケーション]フォルダに移した「OS X Lion インストール.app」を選択します。
[アプリケーション]フォルダ→「OS X Lion インストール.app」を選択。
右下の[オープン]をクリックします。
「続行をクリックして、インストールを開始します」と出るので[続行]をクリックします。
右下の[続行]をクリック。
イメージ ファイルに名前を付け、場所を指定し、[続行]をクリックします。
するとOS X Lionが立ち上がります。
日本語を選択
[MAC OS X Lionを再インストール]を選択して[続ける]をクリック
さらに続けるをクリック
同意するをクリック
Macintosh HDを選択して[インストール]をクリック
すると、インストールが始まります。
インストールが完了するまで約20分ほどかかります。
Apple IDはスルーでOK
Apple IDとパスワードは省略可能です。スルーしましょう。何も記入せず[続ける]をクリックするとスルーできます。
ユーザー登録情報もスルー
[続ける]をクリックするとユーザー登録画面が出ますが、何も記入せず[続ける]をクリックするとスルーできます。
コンピュータアカウントだけは作成する
最後の[コンピュータアカウントを作成]だけはスルーできないのでここだけは入力します。
コンピュータアカウント入力時の注意点
コンピューターアカントのパスワードを入力する際、記号入力のキーボード配置がUSキーの配置になっています。パスワードで記号を使う方は注意しましょう。
Lionのインストール完了
「EL capitan」上に仮想化「Lion」が出来上がりました。
「Parallels Tools」をインストール
「Lion」のインストールが完了したら、最初に「Parallels Tools」 をインストールします。
「Parallels Tools」 をインストールしないと、ファイルの移動や画面サイズを最適化できないので、最初に「Parallels Tools」 をインストールします。
「Parallels Tools」のインストールの参考記事
Mac OS X での Parallels Tools のインストール
「Parallels Tools」をインストールする際も手順でわからない部分があったので少し戸惑いました。
とりあえず「Parallels Tools」をインストールをしてみます。
[処理]から[Parallels Toolsのインストール]をクリックします。
[続行]をクリックしてみます。
すると「ここでこのディスクを切断すると...」とのウインドが出てきます。よく分からないですが、とりあえず切断をクリックしてみます。
[切断]をクリック
[切断]をクリックした後[Finder]に「Parallels Tools」がマウントされると思います。
もし、Parallels Toolsがマウントされていなかったら、[処理]から[構成…]をクリック。[CD/DVD1]を選択して、ソースから[イメージファイルの選択…]をクリックします。[prl-tools-mac.iso ]ファイルを選択して[オープン ] をクリックすればマウントされると思います。
[Finder]のデバイスに「Parallels Tools」がマウントされたらインストールをダブルクリックします。
中央にあるインストールをダブルクリックすると「Parallels Tools」のインストールが開始されます。
インストールが完了するとウインドウが表示されます。
[Restart]をクリックすると再起動され「Parallels Tools」のインストールが完了します。
「Parallels Tools」のインストールが完了
「Parallels Tools」のインストールが完了すると、デスクトップの右上に「Parallels Shared Folders」という共有フォルダが現れます。
共有フォルダ「Parallels Shared Folders」をクリックして中身を見てみると
「Parallels Shared Folders」の中身は、ホストOS「EL capitan」側のフォルダが反映されています。
共有フォルダ「Parallels Shared Folders」の具体的な中身は、ホストOS側のフォルダ「Dropbox」「iCloud」「home」 の3つのフォルダが反映されています。
共有フォルダ「Parallels Shared Folders」にファイルをドラッグドロップしてやれば、OS間で簡単にファイルの移動ができます。
基本的な操作をおさらい
ゲストOS側だけをオフラインにできる
右上のネットワークアダプタアイコンから[ホストオンリ]を選ぶとゲストOSだけをオフラインにできます。
OS間でファイルの移動が簡単にできる
「Parallels Tools」がインストールされると、OS間でファイルが移動できます。
OS間でファイルのコピペ移動が簡単にできる
一番簡単な方法は、ゲストOSのデスクトップにそのままドラッグするとコピペ移動ができます。この場合はコピペ移動のみが可能です。
デスクトップ間で移動
ゲストOS側(デスクトップ)からホストOS側(デスクトップ)へ簡単にファイルが移動できます。
まず、共有フォルダ「Parallels Shared Folders」のデスクトップフォルダを開きます。
共有フォルダ「Parallels Shared Folders」から「home」→「デスクトップ」を開いた状態
この状態でファイルをドラッグして移動させれば、ホストOSのデスクトップにファイルが移動します。
Parallelsを使ってみて気がついたこと、デメリットは?
Parallelsを使ってLionを仮想化させてみて最初に気づいたのは、記号(@マーク、アンダーバーなど)の入力位置が日本語キーの位置ではなく、USキーの位置になっていました。例えば、@マークが「2」の位置にあったりします。
USキーでも問題ないですが、慣れないと戸惑います。
キーボードの設定を変えれば治るのかな?試していないのでなんともいえませんが、とにかく初期設定のままだと記号入力がUSキーの位置に変わってしまうようでした。
次回は仮想化Lion上でCS3を起動させてみる
次回へ続く⇒ 「Parallels」で仮想化させたLion上にCS3を起動させてみた。 Illustrator とPhotoshopを使ってみる
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