前回の続き
前回は、「Parallels」を使って「EL capitan」上に「Lion」を起動させました。
今回は仮想化Lion上にアドビCS3を起動させてみたいと思います
※今回はキャプチャ画像を撮り忘れているので画像が少ないですご了承ください。
仮想化Lion上でアドビ CS3を開いてみる
前回の続きからになります。まず、Parallelsを立ち上げ仮想化Lionを起動させます。
今まで使っていたIllustrator CS3アプリケーションファイルをコピペして仮想化Lionに移動させます。
移動させたら、さっそく仮想化マシンでIllustrator CS3を開いてみましょう。
Adobe Illustrator CS3をクリックして開いてみます。
Adobe Illustrator CS3をクリック。
すると、おなじみのJavaのインストールを促すウインドが表示されます。
Java 6をインストールしないと立ち上がらないので最初に Java 6 をインストールします。
Java 6 をインストールする
OS X LionでもCS3を最初に立ち上げる際は、 Java 6 をインストールしなければなりません。おなじみの Java 6 をインストールします。
Java 6ファイルはApple サポートからダウンロードできます。
Java for OS X 2015-001
https://support.apple.com/kb/DL1572?locale=ja_JP
Java 6 をインストール後、あらためてIllustrator CS3 を開いてみる
java6をインストールした後、あらためてIllustrator CS3 を起動させます。
Adobe Illustrator CS3をクリック。
すると、、、ライセンスが動作しませんというウインドが表示されると思います。
今まで使っていたIllustrator アプリケーションファイルを単純に仮想化 Lionに移動させただけだと、Illustratorのライセンス認証が動作しませんでした。
「この製品のライセンシングが動作していません」というウィンドウが表示されました。
ライセンス認証させるためにはCS3を新規ダウンロードする
先ほど書いたとおり、今まで使っていたAdobe Illustrator CS3を仮想化Lionに移動させて起動させてもライセンス認証が動作しません。
これを解決するには、新たにIllustrator CS3を新規ダウンロードしてインストールします。
Illustrator CS3のインストールファイルは今でもadobeサイトから新規にダウンロードできるようになっています。あらためて新規にIllustrator CS3をダウンロードします。
CS3 製品のダウンロードページ
CS3 製品のダウンロード
新規ダウンロードしてライセンス認証させる
新規にダウンロードさせたIllustrator CS3ファイルを開くと、ライセンス認証の画面になると思います。24 桁のシリアル番号を入力するとIllustrator CS3が使えるようになります。
ライセンス認証が完了したら起動してそのまま使えますが、最初にCS3をアップデートします。
起動できたらアップデートさせる
Illustrator CS3のアップデート
新規にIllustrator CS3をダウンロードしたものをそのまま使う場合は、最新版にアップデートさせます。
アプリケーション側からアップデートができないようなので手動ダウンロードでアップデートさせます。
参考記事:OS10.7にillustratorCS3を入れる際の注意点
ちなみに、私もこちら↑の記事を参考にアップデートを試みましたが、、、これできませんでした。「bspatch」の削除?コピー?のやり方がわからず断念しました。
アップデートができなかったので仕方なく、今まで使っていたIllustrator CS3(アップデート済み)を使うことにしました。
先ほどの新規ダウンロードからのライセンス認証が完了したら、今まで使っていたIllustrator CS3(アップデート済み)も起動させることができます。
Photoshop CS3 もアップデート
Photoshop CS3もアップデートさせます。
Illustrator CS3と違ってPhotoshop CS3は簡単にアップデートできます。そのままダウンロードしてファイルを開けばアップデートが完了します。
Photoshop CS3 のダウンロードファイルページ
Adobe Photoshop CS3 10.0.1 アップデート(Macintosh)
Illustrator CS3を起動させてみた
ライセンス認証とアップデートが完了したら、仮想化Lion上に Illustrator CS3を起動させてみます。
Adobe Illustrator CS3をクリック。
すると。。。
Illustrator CS3を開くと、最初こんなウインドが表示されました。
仮想化Lionにそのままコピペ移動で持ってきたIllustrator CS3を起動させると、こんなウインドが表示されます。
[キャンセル]すれば閉じるので問題ないです。まあ、起動するたびにこの画面が出るのは少々わずらわしいですが、これは仕方ないですね諦めました。
Illustrator CS3を開いてみるとこんな感じ
仮想化Lion上にIllustrator CS3を開いた感じはこんな感じです。
全面表示にさせるとこんな感じ↓
いたって普通のIllustrator CS3です
実際どの程度使えるのか?
Parallelsの無料お試し期間2週間しか試していないのでなんとも言えませんが、Illustrator CS3もPhotoshop CS3も仮想化Lion上で普通に使えると思いました。
Illustrator CS3
実際に起動して、仮想化Lion上でIllustrator CS3を使ってみた感想は、以前使ってたLion上でIllustrator CS3を使う感覚で使えました。
仮想化Lion上でもIllustratorを全画面にできるので、全画面にするとほとんど以前使っていた感覚と同じで使えます。画質がボヤけて悪くなったという印象もありません。
Illustratorは基本的な機能しか使わないので総評はできませんが、基本的な機能を普通に使う分には問題なく利用できると思います。
少しきになる点
最初、shiftキーを押して比率を一定に保った拡大縮小が反応しない感じでしたが、キーボード設定を変更したら治りました。
shiftキーやoptionキーを使った操作で反応しない場合は、Parallelsのキーボード設定を変更した方がよさそうです。
Photoshop CS3
Photoshop CS3 もいたって普通に使えます。
実際に起動して、仮想化Lion上でPhotoshop CS3 を使ってみた感想は、以前使ってたLion上で使っていたPhotoshop CS3 と同様に使えました。
全画面でも特に画質が悪くなったという印象もありません。
少し気になる点
こちらもキーボードの設定の関係なのかわかりませんが、最初、optionキーやshiftキーを使った操作で反応しない感じがありました。キーボード設定を変更すると治りましたが、最初にParallelsのキーボード設定を見直した方がいいのかもしれません。
コピースタンプツールの少し気になる点
コピースタンプツールも使えないことはないですが、optionキーの反応の仕方が少し違和感がありました。コピースタンプツール利用時にoptionキー押しただけではターゲットマークは表示されず、optionを押してさらにクリックした時だけターゲットマークが表示されます。使えないわけではないですが、少し違和感がありました。
まとめ
仮想化ソフトParallelsを導入してみた感想
実際に仮想化ソフトParallelsを導入してみましたが、OSの用意するところからアドビCS3のインストールまでかなりの時間がかかってしまいました。(汗)
windowsをParallelsで仮想化させるマニュアルはたくさんあるのですが、mac OS上にmac OSを仮想化させるマニュアルは少ないので戸惑う部分が多かったです。
仮想化ソフトParallels上でアドビソフトを使う方法も完璧に使えるというわけではないですが、使えることは使えるので十分試してみる価値はあります。
今まで使っていたアドビソフトを使い続けたい方、お金を節約したい人は、仮想化ソフトを試してみてはいかかでしょうか。
関連記事
「 EL capitan」でも古いアドビソフト「CS3」「CS4」「CS5」「CS6」を使う方法。次期OSからjava6が終了でも使い続ける方法。