昨日のニュース報道によると、佐野氏のオリンピックのエンブレムが正式に取り下げになり、パクリ問題もひと段落したところでしょうか。
今回は、佐野氏のパクリ問題は置いといて。
佐野氏のオリンピックのエンブレムを見て最初に思ったのは、簡単なデザインだなと思いました。
佐野氏のエンブレムのデザインは、簡単に作れそう。丸と三角を組み合わせただけで簡単に作れるんじゃない?
という疑問があります。
答え:技術的には簡単です。私自身も画像ソフトIllustratorを持っているので、あれくらいのロゴは簡単に作れます。
そう。デザイナーでもない私でもあれくらいのロゴはIllustratorで簡単に作れてしまうのです。
デザインが簡単だから、悪い。実はそうとも言えません。
デザインが簡単なのは悪くない
デザイン素人が何を偉そうにと言われるかもしれませんが、まあ聞いてくださいませ。
ロゴデザインは簡単だけど、デザインコンセプトがすごいデザインは世の中にあったりします。
そうなんです。簡単なデザインでも、すごいデザインコンセプトが隠れてるようなロゴデザインが世の中には存在します。
例えば、この「MIRROR」 というロゴデザイン。
「MIRROR」というロゴデザインも、3本線があるだけの簡単なデザインです。
一見すると、このデザインも誰でも簡単に作れそうなデザインです。
しかし、誰もが納得するようなデザインコンセプトが隠れているのです。
「MIRROR」のデザインコンセプト
7階建ての商業施設※1であることから、7本のパーツで「ミラー」というカタカナのロゴを作り上げています。
このコンセプトをはじめて見た時、「カタカナのミラーという文字が隠れてる!おお、すげえ」って思いました。
誰でも作れそうな簡単な3本線のデザインですが、ミラーという文字がカタカナでデザインに取り入れられており、デザインコンセプトがしっかり考えられています。
ミラーというカタカタをデザインに取り入れて制作したデザインロゴと、何もデザインコンセプトがないまま作成したロゴでは、違いも出てきます。
例えば、パクリ問題が発生しても、デザインコンセプトにオリジナリティーがあれば、オリジナリティーを主張できるのでは?と思ったりもします。
簡単な3本線のデザインでも奥が深いですね。
まあ、デザインのことはよくわかりませんが、
人にデザインコンセプトが伝わるということが大事なのでしょうね。
ミラーというカタカナがデザインに取り入れらえているということは素人の私にも伝わります。
デザイナーがロゴをデザインして、見た人にそのデザインした意図が伝われば、簡単なデザインロゴでもいいのだということがわかります。
ちなみに、この「MIRROR」というロゴデザインは公募で決められたデザインです。コンペ形式で選ばれたデザインです。
賞金が30万円くらいだったと思います。
※1
「MIRROR」という建物は7階建てです。
台東区蔵前にある7階立ての商業施設「MIRROR」
http://www.mirror-ep1.com